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美容コラム 2024/08/21

いくつ知っている?日本と海外のオーガニック認証マーク

オーガニックコスメは、合成化学物質を避け、自然由来の成分を使用することで肌や環境に優しい選択肢として注目されています。

しかし、オーガニック製品を選ぶ際には、認証マークの違いを理解することが重要です。

今回は、日本と海外の主要なオーガニック認証マークを紹介します。

自分に合う安心で安全なオーガニックコスメを見つけるための参考にしてください。

オーガニック認証マークの役割

オーガニック認証マークは、製品が特定のオーガニック基準を満たしていることを証明する重要な要素です。

認証機関が厳格な基準を設けているため、消費者はマークを見て信頼できる製品を選ぶことができます。

認証マークが付いていることで、消費者はその製品がどの程度オーガニックであるかを判断しやすくなります。

これにより、安心してオーガニックコスメを使用することができるのです。

日本のオーガニック認証マーク

日本国内にはいくつかのオーガニック認証マークが存在します。

化粧品に関しては日本には公的な認証制度はありませんが、独自の基準でオーガニックコスメを定義付け、世の中に広める活動をおこなっている協会や団体なども存在します。

そのなかから、Natural Life & Beauty AssociationのREAL ORGANIC NATURALマークと、日本オーガニックコスメ協会(JOCA)の推奨マーク、について紹介します。

REAL ORGANIC NATURALマーク

REAL ORGANIC NATURALは、Natural Life & Beauty Associationという団体が、本物のオーガニックコスメを多くの人に身近に感じてもらいたい、という想いで基準を定めている「リアルオーガニック・ナチュラル®」マークです。

このマークを取得するためには、以下13の基準を満たしている必要があります。

リアルオーガニック・ナチュラル®コスメ 13の基準

1. 製品自体にオーガニック認証を取得している(オーガニックコスメ)

2. オーガニック認証を取得していないが、自然由来の原料を主として使用している(ナチュラルコスメ)

3. 合成保存料、合成香料、合成着色料は認証機関が定める範囲内で使用し、可能な限り自然由来原料を使用すること

4. 石油由来の合成界面活性剤は使用しない

5. シリコン、鉱物油(パラフィン、ワセリン、ミネラルオイル)、認証機関の定めるカルボマー等の合成化学ゲル化剤は使用しない

6. ナノテクノロジー、ナノマテリアルは使用しない

7. 環境ホルモンに影響する成分は使用しない

8. 遺伝子組み換えの原料は使用しない

9. 原材料はできる限り生分解性のあるものを選んでいる

10. 人と環境に配慮する企業理念があり、フェアトレードや植林などサスティナブルな活動を 行っている

11. 容器や間接包材はリサイクル可能なものをできるだけ使用する

12. 企業として製品の動物実験を実施しない

13. 製品の大量廃棄を減らし、持続可能な消費生産形態を確保する

引用元:https://nl-bs.jp/real_organic_natural

REAL ORGANIC NATURALマークが付いている製品は、消費者にとって高い信頼性を持ち、安心して使用できる製品とされています。

日本オーガニックコスメ協会(JOCA)の推奨マーク

日本オーガニックコスメ協会(Japan Organic Cosmetics Association=JOCA)の推奨マークは、オーガニックコスメの品質と安全性を保証するものです。

JOCA推奨マークを取得するためには、原材料の調達から製造過程に至るまで、厳格な基準をクリアする必要があります。

たとえば、合成化学物質の使用禁止や環境への配慮が求められます。

海外のオーガニック認証マーク

海外には多くのオーガニック認証マークが存在しますが、ここでは、とくに認知度の高い5つの認証を紹介します。

USDAオーガニック認証(アメリカ)

USDAオーガニック認証は、アメリカ農務省(USDA=United States Department of Agriculture)が管理するオーガニック認証制度です。

この認証の基準として、水と塩を除く原料が100%オーガニックのものは100% Organic、95%以上はOrganicと認証マークを表記することができます。

アメリカでは、オーガニックコスメについて、はっきりとした定義が確立されていません。

そのため、原料に農産物を使用しているものに、USDA認証が採用されています。

ECOCERT(フランス)

ECOCERT(エコサート)は、1991年にフランスで設立された国際的なオーガニック認証機関です。

エコサートは、化粧品を含む農産物や食品、家庭用品などのさまざまな製品に対して、環境に配慮した持続可能な方法で生産されたかどうかを確認し、認証をおこないます。

オーガニックコスメにおいて、エコサートは特に厳しい基準を設けており、製品の少なくとも95%以上が天然由来原料で構成されていることが求められます。

さらに、その天然成分のうち最低10%がオーガニックである必要があります。

化学合成成分や遺伝子組み換え作物などの有害な成分の使用は厳しく制限され、動物実験も禁止されています。

エコサートの認証を受けることで、消費者は製品が安全であり、環境にやさしく持続可能であることを信頼できます。

この認証は、環境意識の高い消費者にとって重要な指標となっており、ブランドの信頼性を高める要素のひとつです。

COSMOS(ヨーロッパ)

COSMOS(コスモス)は、ヨーロッパの主要なオーガニック認証機関が共同で策定した基準です。

先ほど紹介したECOCERTや、フランスのCOSMEBIO、イギリスのSoil AssociationドイツのBDIH、イタリアのICEAが参加しており、国際的に認知されています。

各団体を通じてコスモス認証を受けると、団体のロゴマークの下に「COSMOS ORGANIC」の文字が追記されます。

COSMOS認証を取得するためには、製品の成分や製造過程において厳格な基準をクリアする必要があります。

NATRUE(ヨーロッパ)

NATRUE(ネイトゥルー)は、ヨーロッパを中心に広く認知されているオーガニック認証マークです。

ヨーロッパの複数の化粧品メーカーによって発足された非営利団体で、認証制度をビジネスとしていないため、より透明性や信頼性の高い認証マークといえるでしょう。

NATRUE認証を取得するためには、天然成分を使用し、合成化学物質などを使用しないことが求められます。

配合されている自然原料が、70%以上がオーガニックのものを「オーガニックな原料を含む自然化粧品」とし、95%以上のものを「オーガニック化粧品」と認証しています。

NATRUE認証は、その厳格さと信頼性から、多くの消費者に支持されています。

ACO(オーストラリア)

ACO(Australian Certified Organic)は、オーストラリア最大かつ最も信頼されているオーガニック認証機関です。

ACOは、食品、農産物、そして化粧品に至るまで、幅広い製品に対してオーガニック認証をおこなっており、その厳格な基準は国際的にも評価されています。

オーガニックコスメに関して、ACO認証を取得するためには、製品の95%以上が認定されたオーガニック成分で構成されていることが求められます。

さらに、遺伝子組み換え成分、化学農薬、合成保存料、着色料、人工香料の使用は禁止されており、製品が動物実験をおこなっていないことも重要な条件となっています。

これにより、消費者はACO認証の製品が安全で高品質であることを信頼でき、環境と健康に優しい選択をすることができます。

ACO認証を受けた製品は、オーストラリア国内外で高く評価されており、ブランドの信頼性を高める要素となっています。

まとめ

この記事では、日本と海外の主要なオーガニック認証マークについて解説しました。

認証マークを確認し、成分表をチェックし、信頼できるブランドを選ぶことで、安心してオーガニックコスメを使用することができます。

自分に合ったオーガニックコスメを見つけ、健康で美しい肌を手に入れましょう。

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