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美容コラム 2025/03/31
緑茶は体にいい!種類や効能、コスメや生活への活用法まで徹底解説
日本人にとってなじみ深い緑茶。
日常的に飲まれているだけでなく、体にいい・美容・リラックス効果など、さまざまなメリットがあるんです。
今回は、緑茶の種類や健康・美容への効果、そして飲む以外の活用法について詳しく紹介します。
身近な緑茶をもっと上手に取り入れて、ナチュラルで健やかなライフスタイルを楽しみましょう。
緑茶は「体にいい」といわれる成分を多く含む飲み物です。
代表的なものとして、抗酸化作用を持つカテキン・美肌に嬉しいビタミンC・ストレスを和らげるテアニンなどが挙げられます。
さらに、飲むだけではなく、スキンケアや掃除、消臭など、生活のあらゆる場面で活用できるのも魅力のひとつです。
緑茶のはじまり
緑茶は古くから日本や中国をはじめとする、アジア諸国で親しまれてきた飲み物です。
中国では紀元前から茶葉を薬として利用し、日本には奈良時代(8世紀頃)に伝わったといわれています。
戦国時代には茶道の文化が確立され、江戸時代にかけて煎茶が広まり、庶民の間でも日常的に飲まれるようになりました。
緑茶は、単なる飲み物としてだけでなく、心を落ち着かせるひとときや、美容・健康維持のための伝統的な習慣として現代まで受け継がれています。
その豊かな風味とリラックス効果、さらには健康をサポートする成分を含むことから、多くの人々に愛され続けています。
緑茶にはさまざまな種類があり、それぞれの風味や成分の違いはご存知でしょうか。
ひとつずつ見ていきましょう。
日本で最も一般的に飲まれている緑茶で、全国的に生産されています。
摘んだ茶葉を蒸して揉みながら乾燥させることで、爽やかな香りと渋み、旨味のバランスが取れた味わいに仕上がります。
日常的に楽しみやすく、ホットでもアイスでも美味しく飲めるのが特徴です。
カテキンやビタミンCを豊富に含み、健康や美容の維持にも役立ちます。
等級によって味わいや香りが異なり、深蒸し煎茶はより濃厚な風味が楽しめます。
玉露は、緑茶のなかでもとくに高級とされるお茶のひとつです。
茶葉を収穫する20日ほど前から、覆いをかけて日光を遮ることで、渋み成分であるカテキンの生成が抑えられ、旨味と甘みが凝縮されます。
そのため、煎茶と比べてまろやかで深いコクがあり、特有の甘みが感じられます。
また、テアニンが豊富に含まれており、リラックス効果が高いのも特徴です。
カフェインの含有量も多いため、気分をリフレッシュしたいときに最適です。
抹茶は、緑茶の葉を粉末状にしたもの。
茶葉をそのまま摂取するため、煎茶に比べてカテキンやビタミンC、鉄分などの栄養素を効率的に摂取できます。
とくに、抗酸化作用が強いカテキンを豊富に含んでおり、体内の老化を防ぐ効果が期待できます。
また、抹茶に含まれるテアニンも、心を落ち着け、リラックスした気分にさせてくれるため、精神的な疲れを癒したいときに最適です。
ほうじ茶は、緑茶の葉を高温で焙煎して作られ、カフェイン含量が少ないため、就寝前にも安心して飲むことができます。
焙煎によって出る、香ばしい風味が特徴で、ほっとひと息つきたいときにぴったり。
リラックス効果があり、消化を助ける働きも期待できます。
カフェインが少ないため、夜や寝る前に飲むのもおすすめです。
玄米茶は、緑茶に炒った玄米を加えたお茶で、香ばしい風味と緑茶の爽やかな味わいが特徴です。
玄米が加わることで、ミネラルや食物繊維も摂取できるため、健康にもよい影響を与えます。
これもまた、緑茶として日常的に楽しみやすい一杯で、食事中に飲むと、食欲を刺激し消化を助ける効果が期待できます。
緑茶には、体にいい多くの健康メリットがありますが、とくに注目すべきはその抗酸化作用です。
カテキンは強力な抗酸化作用を持つことで知られています。
活性酸素を抑えることにより、老化を遅らせ、生活習慣病の予防にもつながります。
とくに、カテキンの一種であるエピガロカテキンガレート(EGCG)は、抗ウイルスや抗菌などの作用が期待されるといわれており、健康維持に欠かせない成分です。
緑茶にはビタミンCも豊富に含まれており、これが美肌作りに役立ちます。
ビタミンCは、肌のコラーゲン生成を促進し、シミやくすみを防ぐ効果が期待できるため、日々のスキンケアとしても優れた効果を発揮します。
緑茶に含まれるテアニンは、心を穏やかにし、リラックスさせる効果があります。
ストレスが多い現代社会において、緑茶を飲むことは、心のケアにも役立ちますね。
テアニンは、カフェインの刺激作用を和らげ、穏やかな覚醒感をもたらしてくれるため、集中したいときにも適しています。
緑茶に含まれるフッ素は、歯のエナメル質を強化し、虫歯予防にも効果的です。
緑茶を飲んだ後、口の中に残るフッ素が歯を守るため、日常的に摂取することが口腔ケアにもつながります。
フラボノイドは、抗炎症作用を持ち、風邪やインフルエンザの予防に貢献します。
とくに、緑茶に含まれるフラボノイドは免疫細胞を活性化し、体内の炎症を抑制するはたらきがあるため、季節の変わり目や風邪を引きやすい時期にはとくにおすすめです。
緑茶はそのまま飲むだけでなく、他にもさまざまな活用法があります。
カテキンには強い抗菌作用があるため、風邪やインフルエンザの予防に役立ちます。
緑茶を使ってうがいをするのもおすすめ。
風邪に負けない健康習慣のひとつとして、取り入れてみるものいいですね。
緑茶の茶殻をお風呂に入れることで、お茶のいい香りに包まれて、全身がリラックスできます。
緑茶風呂は、体を温めるだけでなく、心身ともに癒されるひとときです。
緑茶を飲んだ後の茶殻は、掃除にも活用できます。
静電気を抑え、ホコリを吸着する性質があり、フローリング掃除におすすめです。
また、緑茶の消臭効果を活かして、靴や冷蔵庫に入れておくと、気になる臭いを防ぐことができます。
最近では、緑茶の成分に注目し、コスメとして販売しているメーカーもあります。
化粧水・洗顔料・美容クリームなど、ラインナップはさまざま。
緑茶に含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートし、乾燥を防いでくれるので、美白ケアには欠かせません。
日常的に取り入れることで肌をフレッシュに保ち、調子を整える手助けになります。
また、カテキンの抗菌作用を利用し、ニキビや肌荒れが気になる方向けのコスメに使われることも多いようです。
「few」のナチュラルコスメは、京都宇治の茶畑で、農薬や科学肥料を使用せず育ったお茶の花・葉・実から抽出した成分(チャ花水・チャ葉水・チャ種子油)を活かしたアイテムです。
「肌を慈しむ」をコンセプトに、天然の成分を使用したマイルドなアプローチのコスメで、敏感で繊細な肌の方にも使っていただけます。
チャノキ(チャ葉・チャ花)から抽出した、植物そのものの水を使用した化粧水です。
チャ花のさわやかな香りで、男性やお子様など、ご家族で一緒に使えるアイテムとしておすすめ。
チャ花水とチャ種子油を使用した、美容液のようなクリームです。
柚子の果皮水を含み、やさしい柚子の香りがします。
チャ種子油の他に、バオバブオイルやホホバオイルなど保湿成分をたっぷり含むバームタイプの保湿アイテムです。
乾燥が気になる手指や唇・ひざやかかと・毛先など、あらゆる部分へ万能に使えます。
清潔な指に取り、体温で溶かしながら塗り広げてください。
自然由来の成分で肌を優しくケアし、日常に緑茶の力を取り入れましょう。
緑茶は、飲むだけでなく美容や生活のあらゆる場面で活用できる、体にいい万能アイテムです。
カテキンやビタミンC、テアニンなど、豊富な成分を含む緑茶は、健康や美容を意識する方にぴったりのナチュラルライフをサポートしてくれます。
ぜひ、緑茶を積極的に取り入れて、日々の生活に緑の恵みを感じてみましょう。