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美容コラム 2025/04/25

ストレスで肌荒れするのはなぜ?原因から対策と“肌と心”の整え方

肌の調子が悪いと、気分まで沈みがち。

じつは、ストレスと肌荒れには深い関係があります。

最近なんだか肌が荒れやすい……そんな方は、心の疲れがサインとして現れているのかもしれません。

今回は、ストレスが肌に与える影響と、日常でできるケアについて紹介します。


ストレスが肌荒れの原因になるメカニズム

肌と心は、深くつながっています。

ストレスを感じることで、体内のバランスが乱れ、肌トラブルが起こりやすくなるのです。

ストレスがどのように肌荒れを引き起こすのか、具体的なメカニズムを3つの視点から見ていきましょう。

ホルモンバランスの乱れが引き起こす影響

ストレスを受けると、ホルモンバランスが乱れやすくなります。

とくに女性は、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が低下しやすくなり、肌のうるおいを保つ力が弱まることに。

さらに、皮脂の分泌を促す男性ホルモンが優位になると、毛穴のつまりや炎症が起きやすくなり、ニキビや吹き出物などの肌荒れが目立つようになります。

自律神経の乱れと血行不良による肌トラブル

ストレスは自律神経の働きにも影響を与えます。

自律神経が乱れると、血管の収縮や拡張がうまくいかなくなり、血行不良を招きます。

その結果、肌のすみずみにまで酸素や栄養が行き届かず、くすみや乾燥、肌のごわつきといったトラブルが起こりやすくなります。

ターンオーバー(肌の生まれ変わり)も遅れ、肌荒れがなかなか治らないという悪循環が生じるのです。

コルチゾールによるバリア機能の低下

ストレスによって分泌される「コルチゾール」というホルモンは、炎症を引き起こす原因にもなります。

さらに、肌を外的刺激から守るバリア機能を弱める作用もあるため、肌が敏感に傾きやすくなります。

普段はなんともないスキンケアや、気温の変化にさえ反応してしまうのは、ストレスによって肌を守る力が低下しているサインかもしれません。


環境の変化によるストレスと肌への影響

生活のなかで起きる環境の変化は、心だけでなく肌にも影響を与えます。

気づかないうちにストレスが蓄積され、肌荒れの原因になることも。

ここでは、日常の変化が肌にどう関係しているのかを見ていきましょう。

職場や家庭環境の変化

春や秋など季節の変わり目は、気温や湿度の急激な変化に肌がついていけず、バリア機能が乱れやすくなります。

さらに、職場の人間関係や家庭での出来事など、環境の変化は心に負荷をかけやすく、自律神経のバランスを崩す原因にも。

こうしたダメージが積み重なることで、乾燥・かゆみ・赤みなどのトラブルが起きやすくなるのです。

知らないうちに溜まる“生活ストレス”とは

「忙しい日が続いているだけ。」

「睡眠時間が少し減っただけ。」

そんな小さなストレスでも、積もると肌に影響します。

睡眠の質が下がれば、肌の修復が追いつかず、栄養不足や血行不良も肌のコンディションに影を落とします。

大きな出来事だけでなく、日々の小さな疲れも、肌にとっては見過ごせない負担なのです。


肌荒れの種類とストレスによる傾向

肌荒れとひとことで言っても、その症状や現れ方はさまざまです。

ストレスが原因となっている場合、特定のトラブルが目立つこともあります。

ストレスによって起こりやすい肌荒れの種類と、それぞれの特徴を解説します。

ニキビ・吹き出物:ストレスで皮脂分泌が過剰に

ストレスを感じると、体内で男性ホルモンが活性化され、皮脂の分泌量が増える傾向にあります。

皮脂が過剰になると毛穴が詰まりやすくなり、炎症を起こしてニキビや吹き出物として現れます。

触りすぎや刺激を与えることで悪化する可能性もあるため、注意が必要です。

赤み・かゆみ:バリア機能の低下で敏感に

強いストレスを受けると、肌のバリア機能が弱まり、外部刺激に敏感になります。

その結果、赤みやかゆみといった炎症が出やすくなります。

今まで使っていたスキンケアがしみたり、少しの気温差でもかゆみを感じたりするのは、肌が過敏になっているサイン。

バリア機能が低下していると、水分が逃げやすく、肌の保護力も落ちてしまいます。

乾燥・ごわつき:肌の水分保持力がダウン

ストレスによる血行不良やホルモンバランスの乱れは、肌のうるおいを保つ力にも影響します。

水分を抱える力が低下すると、肌が乾燥しやすくなり、表面がごわついたり、キメが乱れたりといった変化が現れます。

乾燥した肌はさらに刺激に弱くなるため、ほかのトラブルを引き起こすきっかけにも。

乾燥とごわつきは、肌のSOSサインとして早めに気づいてあげたいポイントです。

肌荒れが出やすい部位とは?

ストレスによる肌荒れは、特定の部位に現れやすい傾向があります。

それぞれの場所に肌荒れが出る理由を知っておくことで、より的確なケアが可能に。

ここでは、ストレスによって荒れやすい3つの部位について紹介します。

あご・フェイスライン:ホルモンバランスの影響を受けやすいゾーン

あごやフェイスラインは、ホルモンバランスの変化があらわれやすいパーツです。

とくにフェイスラインは、マスクの摩擦など外部刺激も受けやすいため、ダブルで肌荒れが進行してしまうことも。

ストレスを感じたときに、このゾーンでトラブルが集中するのは、体からのサインかもしれません。

頬・鼻まわり:乾燥や皮脂バランスの乱れでトラブルに

頬や鼻のまわりは、乾燥と皮脂のバランスが崩れやすいエリア。

とくに頬は皮膚が薄くデリケートなので、外的刺激に敏感に反応してしまうことも。

テカリやすいTゾーンも、皮脂の過剰分泌でニキビや毛穴トラブルが起きやすいため、やさしく丁寧なケアが必要です。

首やデコルテ:見落としがちな“隠れストレス肌”エリア

顔のスキンケアはしっかりしていても、首やデコルテはつい後回しにしがち。

ですが、ストレスが肌にあらわれると、このエリアにも乾燥やかゆみ、ブツブツとした炎症が出ることがあります。

とくに就寝中にかいてしまったり、洋服の摩擦で刺激を受けたりと、知らないうちに肌状態が悪化することも。

顔と同じように、丁寧なケアと保湿が求められる、“隠れストレス肌”ゾーンです。


ストレスによる肌荒れへの対策法

肌荒れを根本からケアするためには、外側だけでなく内側からのアプローチが欠かせません。

ストレスによる肌荒れは、心と肌の両方に働きかけることがポイントです。

今日から取り入れられる、具体的な対策を紹介します。

睡眠で肌の修復タイムを整える

ストレスを感じていると、眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりしがちです。

しかし、肌は睡眠中に修復されるため、質のよい睡眠は美肌の土台になります。

眠る2時間前からはスマホやPCの画面を見るのを控え、照明もやわらかく。

ぬるめのお風呂にゆっくり浸かることで、心身が落ち着き、自然と眠りのリズムも整いやすくなります。

リフレッシュ慣を取り入れる

ストレスを完全になくすことは難しくても、自分なりのリフレッシュ方法をもつことは大切です。

好きな香りのアロマを焚く・少し散歩をする・植物に触れるなど、ほんの数分でも「心がほぐれる」瞬間を生活の中に取り入れてみましょう。

小さなリセットの積み重ねが、肌にやさしい日々をつくります。

スキンケアは“保湿”がカギ

ストレスによる肌荒れには、何よりも保湿ケアが大切です。

肌が敏感になっているときは、なるべくシンプルでやさしい処方のアイテムを選びましょう。

たっぷりの化粧水でうるおいを与えたあとは、クリームやバームで水分の蒸発を防ぎ、バリア機能をサポート。

毎日のスキンケアを「肌と向き合う時間」ととらえることで、心も自然と落ち着いていきます。


肌と心に寄り添う自然派スキンケア「few」

ストレスによる肌荒れには、肌だけでなく、心にもやさしく寄り添ってくれるスキンケアが理想的。

そんな想いに応えてくれるのが、自然派スキンケアブランド「few」です。

肌へのやさしさを追求し、植物由来の成分を厳選。

チャ花エキス配合で肌をうるおいで満たす「フラワーエッセンシャルローション」、保湿成分リッチな「エッセンシャルトリートメントクリーム」、外的刺激や乾燥から肌を守る「ナチュラルプロテクトバーム」の3点をラインナップ。

敏感肌でも安心して使える、マイルドな処方です。

お茶や柚子の香り、使い心地にも癒やしのエッセンスが詰まっています。

肌と心にやさしく寄り添うスキンケアで、ストレスと向き合う日々に、そっと安心を届けてくれます。

まとめ:ストレスにゆらがない肌づくりを

ストレスは、肌荒れの大きな原因のひとつです。

だからこそ、肌と心の両方にやさしい習慣を、無理なく今日から始めてみませんか。

自然の恵みを取り入れたスキンケアを味方にすれば、ストレスにゆらがない健やかな肌づくりが叶います。

自分をいたわる時間を、日々の中に少しずつ取り入れてみましょう。

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